そこは、Dr.シルバーが最後の研究のために選んだ場所。
森の奥深く、何人も立ち寄ることのない朽ち果てた廃墟。
ここで、彼ら4体の究極の生命体は生まれた。
その中の一人、アクロメダルグは、まもなくここを訪れるであろうミクロマンとM.I.C.R.の戦闘部隊を廃墟の入り口で待っていた。
アクロメダルグの望みは、ただ一つ。
創造主に与えられた、強靱な肉体と鋼の拳で、あらゆるモノを打ち砕くこと。
自分の存在するこの世界全てを破壊したい衝動に駆られていた。
アクロメダルグの超感覚が、近くにミクロ生命体が接近していることを告げる。
目を凝らせば、グランマスターアラン、マシンフォースのトリニティとハックの姿が見えてきた。
無言のまま、静かに右手を掲げるアクロメダルグ。
赤熱化したアトミックグラブが掴むものは、如何なる未来か?
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