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陛下のいない午後
−14:00−

 トーキョー、ベイエリア。
 アクロエンペラーの復活を受け、警戒を強めていたM.I.C.R.JAPANにもたらされた凶報。それは、哨戒中の部隊が、古代アクロイヤーと交戦中という緊急通信であった。

「なんと貧弱な攻撃でおじゃろうか。
 この程度の力で皇帝陛下に逆らおうなどとは笑止千万でおじゃる。
 ほーーーほっほっほっほっほぅーーー…」

 奇怪な笑い声を上げながら、その身に攻撃を受け続けるアクロオプトム。

 M.I.C.R.戦闘部隊は、アクロオプトムの防御を突き崩すべく、更に攻撃の手を強めた。それが命取りになることも知らずに…

「そろそろ頃合いでおじゃるかな。
 良い暇つぶしでおじゃったわ。」

 そう言うと、両肩のオプトムシールドは、巨大な重弩砲へと変化した。
 これこそアクロオプトム究極のエキゾフューズモード。スナイパースタイルを上回る攻撃力を誇るバリスタスタイルである。

「麻呂から其方達への礼じゃ、受け取るが良い。」

 次の瞬間、高出力のエネルギーが全てを薙ぎ払い、辺りは光に包まれた。
 大地を抉り取り、大気を焦がし、海をも沸騰させる一撃の前にすべてが消え去った。もうそこには怨嗟の声すら残ってはいない…。

■使用フィギュア

AX−31 アクロオプトム