マンハッタンの街を包み込む紅蓮の炎。
そこは、もはや地獄としか言いようがない世界。
ミクロマンと古代アクロイヤーの最後の戦いは熾烈を極めていた。
魔龍アクロワイバーンが、大きく咆哮する度に世界は震え、切り裂かれていく。
圧倒的な力の前に、人もミクロマンも為す術がなかった。
誰もが絶望し希望を失いかけていたが、それでも小さな戦士達は戦い続けた。
強化素材「バイオテックプラス」で出来たヘリオスアーマーは、耐熱性に優れているが、街を飲み込む炎とアクロワイバーンの炎撃の前に、限界に近づきつつあった。
「マグネウイング・ソードモード!!!」
マグネミクロマン・アキレスは、手にしたマグネウイングをガンモードからソードモードにチェンジさせ、目の前の炎の海を切り裂き走り抜けて行く。
「テセウス、イカロス、私に続けっ!」
3人のマグネミクロマン達が、炎の海に飲まれた戦場を駆け抜けていく。
だが、次の瞬間、アクロワイバーンから放たれた炎が、アキレス達の目の前に迫っていた...。
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