あれから1ヶ月。 
      ミクロエドでは、新たな管理官が選任されて、旧体制の弊害を改革しようと行政府が頑張っているようです。 
      心なしか、街にも活気が戻ってきました。 
       
      ですが、まだ油断は出来ません。 
      市中には、非道派の残党が潜み、暗躍をしているようですから。 
       
      あの人達と出会い、そして今、新たな道を歩み始めたことを後悔はしていません。 
       
      もう私は、自分のためには泣かない。 
      これから流す涙は、悪に虐げられている人たちのためのもの。 
       
      故郷のみんなも、空の彼方から私を見守っていてくださいね。 
       
       
      −泣化粧のお夢 
      彼女の道程は暗く、血塗られた道なのかも知れない。 
      だが、そこには一筋の光がある。 
      無明の闇に輝く小さな光が、人々の魂の救済とならんことを... 
       
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